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潮汐基準面と潮位
潮位が何を基準に測られるか:海図基準面、最低天文潮位(LAT)、平均低低潮面(MLLW)、そして国によって基準面が異なる理由。
すべての潮位は、基準面と呼ばれる基準レベルからの高さとして測られます。潮汐表に水位が1.8メートルに達すると書かれていれば、それはその土地の潮汐基準面から1.8メートルという意味であり、海底からでも、日常的な意味での海面からでもありません。基準面を知ることが、高さに意味を与えます。
潮汐基準面とは
潮汐基準面とは、潮のある特定の段階によって定義される基準の高さで、長期間にわたって平均されたものです。慣例的には約19年で、これは月の軌道にある18.6年周期をならすためです。実際の観測値の平均であるため、基準面はその場所と、それを算出した機関に固有のものになります。
海図基準面と一般的な基準
海図では低潮の基準面を用いるため、実際の水深はほぼ常に海図に記された水深以上になります。この海図基準面が、海図水深と潮位の両方を測る際のゼロ点です。国によって採用する基準面は異なります:
- LAT(最低天文潮位) — 平均的な天候のもとで予測される最も低い水位。イギリスをはじめ多くの国で用いられています。
- MLLW(平均低低潮面) — 毎日2回ある干潮のうち低いほうを平均したもの。アメリカ合衆国における標準的な海図基準面です。
- MSL(平均海面) — 長期にわたる平均水位。海図よりも、主に陸地の標高の基準として用いられます。
平均高潮面(MHW)や平均高高潮面(MHHW)といった高潮の基準面は、逆の目的に用いられます。たとえば、海岸線を定めたり、橋の桁下高(クリアランス)を示したりするためです。
高さを直接比較できない理由
基準面が異なるため、ある観測所での高さを別の観測所での高さと直接比較することは、両者が同じ基準を用いていない限りできません。LATから測った0.5メートルの干潮は、MLLWから測った0.5メートルの干潮と同じ水位ではありません。同じ物理的な潮が、国によって異なる数値で表される理由もここにあります。